ノーコードでクラウド上のデータとの連携を実現。
詳細はこちら →こんにちは!リードエンジニアの杉本です。
NEXACRO BEYOND は UI/UX に特化したローコード開発ツールおよびその実行基盤です。この記事では、CData Connect Server を経由して NEXACRO BEYOND からXML に連携し、アプリを開発する方法を紹介します。
CData Connect Server は、XML データの仮想OData インターフェースを提供し、NEXACRO BEYOND からリアルタイムにXML
データへ連携することができます。
NEXACRO BEYOND でXML データをリアルタイムで操作するには、Connect Server からXML に接続し、コネクションにユーザーアクセスを提供してXML データのOData エンドポイントを作成する必要があります。
まずCData Connect Server でデータソースへの接続およびOData API エンドポイント作成を行います。
データソースを認証するには、データプロバイダーのドキュメント内の「はじめに」セクションをご覧ください。 データプロバイダーはXML API を双方向データベーステーブルとしてモデル化し、XML ファイルをread-only ビュー(ローカルファイル、人気のクラウドサービスに格納されたファイル、およびFTP サーバー)としてモデル化します。 HTTP Basic、Digest、NTLM、OAuth、およびFTP を含む主な認証スキームはサポートされています。認証のガイドについては、データプロバイダーのドキュメント内の「はじめに」セクションをご覧ください。
URI と認証値を設定した後で、DataModel を設定することでデータの構造によりよくマッチするようデータの抽象化を調整できます。
DataModel プロパティはデータがどのようにテーブルとして抽象化されるかを制御するプロパティであり、次の基本的な設定を調整します。
リレーショナルな抽象化の設定についての詳細は、「XML データのモデリング」セクションを参照してください。次の例で使用されているサンプルデータも存在します。 このデータには、人名、その人たちが所有する車、車に施されたさまざまなメンテナンスに関する情報が含まれます。
コネクションとOData エンドポイントを設定したら、NEXACRO BEYOND からXML データに接続できます。
Web API の準備が整ったのでNEXACRO BEYOND によるアプリケーション開発を進めていきます。NEXACRO BEYOND のアプリケーションは NEXACRO Studio というツールを用いて開発します。
プロジェクトを作成したら、一覧画面を表示するためのForm を作成しておきます。
続いてWeb API との通信の部分を作り込んでいきます。NEXACRO BEYOND ではDataObject という機能を用いて、JSON フォーマットのWeb API との通信やデータ制御を行うようになっています。
今回は最終的に一覧画面を作るわけですが、一覧画面のコンポーネントはJSON のように不定形なオブジェクトだとバインディングすることができません。
そこで、一度DataObject を「Dataset」という画面上で利用できるオブジェクトにマッピングしてあげた上で、UI 上で表示できるようにします。
最後に一覧表示用のGrid を配置して、取得したデータを表示してみましょう。
このように、CData Connect Server を経由することで、API 側の複雑な仕様を意識せずにAPI 連携アプリをNEXACRO BEYOND で開発できます。他にも多くのデータソースに対応するCData Connect Server の詳細をこちらからご覧ください。